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日々の戯れ言

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補聴器の電池を寄贈するにあたって、どんなメーカーのどんな電池の種類が良いか。調べるために聴覚障害者のコミュニケーション教室を訪れました。

昨日は三重県から講師を招いた講演を聞く事ができました。

タイトルは「聞こえにくさ」と向き合って生きる

です。約2時間半の講演内容は、いただいた冊子の内容+どのように生きて来たかという人生訓でまとめられました。

この講演を聞いて周囲の気遣いがもっと必要だと感じました。
できれば、手話を交えた話ができることがベストですが、筆記でも話せるので健聴者側から筆記を申し出ることが良いようです。

難聴という負い目を感じて生きる辛さから、人とのコミュニケーションに恐怖や遠慮を持ってしまうものだそうです。
また周囲の人から受ける「努力しても無駄なんだ」という無力感を刷り込まれて成長してしまう過程から「引きこもり」「親への依存」に逃げる傾向もみられるとの事。

だから、周囲の健聴者のとるべき行動としては
「相手の障害を理解して、無理をさせずにゆっくりと話を聞く」
「相手の目をみて話す」
(中には読唇で相手の言葉を理解できる方もいます)
「筆記を申し出る」(文字や絵で伝える)
「手話を覚える」
などの姿勢で望むことが良いです。

そして「千葉県」と「滋賀県」、「河童」と「葉っぱ」などを区別して聞き取ることが困難だそうです。
ピンぼけした写真を拡大しても、はっきりと見えないのと同じです。

相手が理解しているかどうかを確認しながらコミュニケーションをとることが大切です。

たとえ補聴器を使用していても人によっては電子レンジの音、ガラスの割れる音、ウグイスや蝉の鳴く声が聞こえない方もいるのです。

補聴器が全てを解決してくれる訳ではないのです。

合唱など多重の音を聞くときなどは「まるで騒音」だそうです。
多くの音や電波の飛び交う場所を避け、静かな場所で話をすることがベストです。


今回は職業病で後天的に難聴傾向にある母の状況を知りたくて参加したものですが定員50名の講演には、ろう学校の教師の他ほぼ定員数の人々か参加されていました。皆、コミュニケーションへの意識が高いです。難聴の方への配慮から手話や筆記の記述を交えての講演は初めて見るものでしたが、大変素晴らしいと思いました。
講師は筆記が追いつくように内容を確認しながら、ゆっくりと話をされていました。(講師の方自身も難聴障害者です)

はじめての参加でしたが、とても有意義でした。
向き合って生きていく事の大切さを感じます。
タイトルに合った話でした。
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